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サキの短編集『サキ 森の少年』を読んだ。千葉茂樹の翻訳は読みやすかった。
サキは怪奇と幻想のアンソロジーで読んでいたので、ずっとゾクッとするお話しばかりと思っていたけれど、この本では心理小説みたいだった。
「スレドニ・バシュター」は10歳の男の子の話。口うるさくて支配的な叔母への憎悪。ひとりだけの秘密の儀式とか、不安を抱えている心理状態がとてもリアルに伝わってきた。
サキ、ちゃんと読みたいなと思った。
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