われもこう
島村美津子の句集『われもこう』が発行された。
制作 神戸新聞総合出版センター
編集 妹尾凛・德永政二
価格 1000円(税込)
ご希望の方はメールでお問い合わせください。
島村美津子さんとは、神戸の句会「実の会」でご一緒している。
私はそこで句会報を作っているご縁で、90歳になるのを記念
して句集を作って欲しいと声をかけていただいた。私一人では
困難ではないかと伝えたら、德永政二さんと一緒にというので
喜んでお手伝いさせていただくことになった。
美津子さんは、最初から、文庫本サイズで1ページ1句、句数は
100句程度、序文は政二さん、栞文は芳賀博子、八上桐子、
妹尾凛と決めておられたので、すんなりと作ることができた。
コロナ禍の中、電話やメールで政二さんと何度も相談。美津子
さんの、自然体の潔く美しい句をたっぷり味わいながら、句集
を作ることができた。全130句。
くっきりと私が見える晴れた日に
悲しみのどん底ふっと眠くなる
求めよさらば手に大根のぶら下がる
さよならのかたちぼんやり見えてくる
老人ホームへゆけという子が飴くれる
少し湿った洗濯ものを頬にあて
訪ね来よ小鳥も猫も人間も
あかり消し誰にともなくありがとう
とても好評というのでうれしい限り。もっと多くの方に読んで欲しい。
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私の所にも届き、嬉しかったです。一句一句長年の継続の力を感じました。言葉はやさしいのに、時間の重みとか心の深さとか、上手く言えませんが読後感がよかったです。
Posted by: らき | January 31, 2021 10:45 AM
らきさん
さっき「ねむらない樹6」を読んでいたら、らきさんのお名前をみつけたところでした! 川合さんのページです。
『われもこう』すっと読めて、やさしさや悲しみがふわっとやってきますね。大好きな川柳人です。
Posted by: 凛 | February 01, 2021 05:22 PM
ねじまき、毎年ありがとうございます。
さて、「ねむらない樹6」を知らないのですが、教えて頂けますか?
Posted by: らき | February 20, 2021 01:59 PM
らきさん、コメントに気が付かずにいで、遅くなりました!
『ねむらない樹』短歌の雑誌で、2月に6号ができました。
特集に現代川柳があって、川合大祐さんが川柳との出会いを書いていました。
その中で、「最初の原動力になったのが樹萄らきという作家の句を読んだからだった。ものすごくかっこよかったんである」と、ありました。
Posted by: 凛 | February 27, 2021 10:09 AM
大祐くんから、ことわりもなく名前を出してしまいました、すみませんとメールをもらい、買いました。こんなすごい本に名前出していただいて、本当にあたしでいいんだろうか?と今も嬉しいのと有難いのと不安とがごっちゃになっています。
Posted by: らき | July 24, 2021 03:00 PM
島村美津子さんの「われもこう」欲しいのですが、何処でてにはいりますか?
Posted by: 三浦友久 | November 14, 2021 10:26 PM
三浦さま
お問い合わせありがとうございます
私の方から送らせていただきます
http://rinnoheya.tea-nifty.com/about.html
こちらの
メールアドレス: メールを送信
あてに送付先をお知らせください
すばらしい句集ですよ!
Posted by: 妹尾凛 | November 19, 2021 09:01 PM