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September 2010

September 24, 2010

靴に恋をする

 君島久子講演会に行ってきた。福音館「西遊記」を訳した方だ。「王さまと九人のきょうだい」「たなばた」「白いりゅう黒いりゅう」などの再話絵本もある。今回は、フィールドワークを 中心にということで、少数民族の方のいる地域をまわり、地域の方々と交流し、お話を聞き取ってきたことを写真つきでお話してくださった。
 はじめて君島久子さんの姿を見たけれど、過酷な自然環境の小さな村々を歩きまわったというから、屈強な方かと思いきや、軽やかで明るく聡明でチャーミングな女性だった。
 中国のシンデレラ「葉限」のお話は興味深く、世界最古のシンデレラであると発見したのは南方熊楠で、中国国内でも、民族ごとにちがうモチーフがあることを解説してくださった。
 シンデレラの落していた靴に恋をする男と、シンデレラに出会って恋をする男の2つのパターンがあるというのも面白い!  
 靴をプレゼントすることは結婚を約束するという意味のある部族もあって、靴にはすごい意味があるらしい。

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September 23, 2010

じょうぶな頭とかしこい体になるために

Gomi
宝塚へ雨中お墓まいり。電車で読んだのは「じょうぶな頭とかしこい体になるために」。
子どもの悩みや相談に五味太郎が応える形式。まっとうな哲学的な内容に、うんうんと納得しながら読む。ずっと昔読んでるのにすっかり忘れていて楽しめる。「ばかにつける薬は昔からないそうです」なんて、いかにもってかんじて書いてあって笑ってしまう。中身もいいけど、この本の題がとってもいい。この題はわたしの座右の銘、かも。

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September 07, 2010

作家の酒

Kao
三島由紀夫とか井伏鱒二とかの自宅やいきつけの店やバーなどが写真とともに紹介されている「作家の酒」。
お酒をのむときって、人間くさくっていいな~。
なんと、たるほといくやといっしょの写真が! 
山田風太郎とか田村隆一とか星新一とかも。
オールグリーン野菜炒めとかおいしそうな酒肴は作ってみよっと。

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September 02, 2010

ジョン・レノンが見た日本

Lennon
ジョンレノンミュージアムへ。今月いっぱいで閉館するという。
ジョン・レノンが見た日本」は、レノンが日本語を覚えるために書いたメモと絵。ジョンレノンミュージアムには、実物が展示されている。なんとも味のある線画だ。この絵が展示されているところには、「俳句は一番美しい詩の形だと思う」とのレノンの言葉があった。そうか、だから彼の詩はシンプルで短いのか。俳句のように。
イマジンが、自宅の白いピアノを使って作られて行く制作過程のフィルムも見た。
平日の真昼、混雑していなかったので、ゆっくり見てこれたが、オノヨーコは、レノンの偉大な母であり演出家なんだと思った。

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September 01, 2010

東京

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底しれずの谷

東京へ。ちょっと分厚いけどちくま文庫の「宮澤賢治全集7」を持参。9月になれば「風の又三郎」なのだ。

 どつどど どどうど どどうど どどう
 青いくるみも吹きとばせ
 すつぱいくわりんも吹きとばせ
 どつどど どどうど どどうど どどう

九月四日、馬を追っていた嘉助は霧のなかで、底しれずの谷を見る。彼は、谷をちょっと見ただけで彼は引き返すのだが、ここが一番ぞくぞくするシーン。
わたしなら、ああ、やっぱり引き返すだろうな、異世界の入り口を見ただけでこわくなって……。
涼やかな九月一日というわけにはいかず、東京も猛暑だった。

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