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May 2006

May 26, 2006

化けものつづら

Ryo
 北野のギャラリ-島田で「荒井良作品展」があった。写真集「化けものつづら」の出版記念の個展。京極夏彦の著作表紙の作品で、ほんとにこわい。ぞぞぞ~となるけど、きれいな異空間。

    悲しみのうつわ うつつのひとでなし

 大阪まででかけ「行列のできる講座とチラシのつくり方」に参加。とても役立つからと、薦められて行ってきたけれど、ほんとに充実した内容でパワフル。10時から5時までという長時間なのに、眠気も出ず疲れも出ず、かえって元気をもらえた。それに、ほんとに行列ができていた! 人気講座! さっそく役立てなくては、ね。

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May 23, 2006

旅の行方

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 雨雨雨、もしかして梅雨? 
 このところ目や体調がイマイチであすは病院での検査が控えていて鬱陶しいのだけれど、戸田勝久画伯の美しい絵「旅の行方」で、いつか見た五月の空を思いだそう。


 
   グライダー いつもと違う空の顔
   海よ空よ にらめっこしましょ
   いま生まれ変われるのなら鳥になる
   鳥になって五月の空を飛んでいけ
   いくらでも嘘をつけるよ夏の空

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May 20, 2006

センチメンタル・サバイバル

Taira
 ハーバーランドの高層ビルが会場の文芸教室に参加してきた。兵庫県各地から人が集まり盛況。窓の外は、曇り空だったのが、どんどん青空が広がってきた。六甲の山の緑が冴え冴えとし、眼下の神戸港の海の色、ポートタワーの赤、オリエンタルホテルの白さも主張してきて、まさに神戸のランドマーク。この日の講師の言葉、「今を生きる子どもに向けて、児童文学を描くことで、小さな灯りをともしてください」。五月の晴れた空に、ぴたりとあってとても清々しかった。
 「センチメンタル・サバイバル」。24歳のフリーターるかは、両親が田舎に引っ越したため、ひとり立ちする収入も気力もなく、キャリアシングルウーマンの龍子叔母さんの家に居候する。もう、この女同士の会話のおもしろさに、笑いまくった。漫才のよう! でも、かなり身につまされたかも…。るかのアルバイト先の人たちもおもしろい。るか、何も考えてなかったようで、なかなかしっかりとしている~。
 

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May 19, 2006

レキシントンの幽霊

Haruki
 雨だし寒いし、なんだか梅雨みたい。
 村上春樹「レキシントンの幽霊」を読んだ。短編集は久しぶり。イッセー尾形の芝居を観て、彼が、「トニー滝谷」主演と知っての再読。
 村上春樹の描く孤独とか青さとか、神戸の空気と匂いとかに、すっぽり包まれる。この短編集は、みんな味わい深いのだが、トニー滝谷は、特に神話的。映像でも見てみたい。
 

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May 13, 2006

イッセー尾形のとまらない生活2006

Ogata
イッセー尾形のひとり芝居を見て来た。初めてなので、すべて驚き! 劇場は満席で、ぎっしりひとひとひと。わたしは一番前(自慢)。3畳程度の壇に白いスクリーンがあるだけのシンプルな舞台でシンプルな一人芝居。影絵みたいにくっきりした鋭利な芝居。イッセー尾形が生み出したキャラをアンコールをいれて8人観た。一番、驚いたのが変身シーン。教壇みたいなところから降りると、パッと服を脱ぎ捨てる。着替えて化粧してヘアスタイルを変えて次の人物になっていく。一番前で観ていてゾクゾクしてしまった。服を脱ぎ捨て、白衣に作業着にドレスに着替えている途中のときのイッセー尾形の顔は、だれの顔でもない。脱ぎ捨てられた服は、ペルソナの抜け殻。
 一人めは英文法教師。照明で姿が見えたとたん、ひとめで造形した人物描写がくっきりと見える。それだけで笑わせられる。二人目は医院の建築現場での神経質な産婦人科医。酒を飲んで帰宅する会社員が、タクシーを止めようとして、だんだん常軌を逸していって壁のすきまに入り込み、奥に奥にはいりこんでいくシュールな芝居の最後のキメセリフが「ヘイ、タクシー」。家電メーカーをリストラされた男の昔話とシャッターの降りた商店街の哀感。夫を殺したと狂言を言い続ける女。思考停止の若いピザ屋。幼稚園での演奏会にやってきたカルテットのチェロ弾き。仲間が遅れていて、一人ステージで待ってるとき、 「何か弾いて」と子どもにねだられ、チェロでブーンとならして「あ、蚊だわ」! ここで大爆笑。ついでにウグイスやカッコーの鳴き声をやってみせ、だんだん、思いつきで牛若丸とか弁慶とか平家物語とかをチェロで弾き語りするタカコおねえさん。仲間が来て演奏をはじめると、さっきの無茶苦茶なお話に使った音楽フレーズが出てきて、子どもに「あ、牛若丸」とか「弁慶だ」とか、言われてしまう。チェロの音がきれい(演奏もとってもうまい)で、音楽でこんな笑わせ方というか芸があるのか~と、驚く。すごかった。アンコールは、白衣の男が、「きょうは脚立を征服するぞ」。「右足、前へ」とか脳の伝達を口頭でする。動き方の妙なズレや混乱がブラック。この不思議で新鮮なおもしろさを忘れないうちにメモ。

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May 12, 2006

放課後

Houkago
 姫路で開催されている戸田勝久展「きのうの空」に行ってきた。きょうが初日。落ち着いた知的な雰囲気の画廊で、絵と対峙できるようにゆったりと横ならびになった椅子の配置がうれしかった。隣には戸田さんが座って、絵のことや、気球、飛行船、仙人、温泉や旅、良寛和尚、賢治、乱歩、イギリス、タルホ、夢日記と話は気ままにあっちこっちにころがって。ほんとに楽しい時間だった。絵の題は「放課後」。月と椅子、どちらもスタイリッシュ!

   だれのものでもない五月 旅の夢
   放課後の月 ちょうどいい距離にいる

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May 07, 2006

プリオシン海岸

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 写真は、花巻市郊外の北上川河岸で採取した泥岩とバタグルミの化石。賢治が「イギリス海岸」と名づけた場所。採取した戸田さんが、きれいな箱を作ってくださいました。
 私がこの河原に降りたったのは、もう30年以上も前。水量が多いと「海岸」のようにならないので、見ることができないこともある。この写真では隠れているけれど「赤い星」も描かれた宇宙の賢治BOX! 箱があまりにきれいなので、外側も内側もたくさん写真を撮った。くるみといえば…。

「おや、変なものがあるよ。」カムパネルラが、不思議さうに立ちどまって、岩から黒い細長いさきの尖ったくるみの実のやうなものをひろひました。
「くるみの実だよ。そら、沢山ある。流れて来たんぢゃない。岩の中に入ってるんだ。」 (宮沢賢治『銀河鉄道の夜』プリオシン海岸)

 明るい箱 星がひとつぶ入ってる
 銀河鉄道 迷子を乗せてどこまでも

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May 03, 2006

きのうの空

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戸田勝久展~きのうの空~

 会期 5月12日(金)~21日(日)
 会場 森画廊
 (姫路市白銀町96 0792-81-8377)

 大ファンの戸田さんの個展、今回は姫路。初日午後に行く予定。透き通った5月の風が似合う画家に会えるといいけれど。
 
 まうえを見あげたら静かな飛行船
 たましいが言葉に乗って雲になる
 五月の空の下そこにいるだけでいい

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