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April 2005

April 23, 2005

真夜中の弥次さん喜多さん

 映画『ピンポン』を観てからずっと気になっていた宮藤官九郎。今月から始まったテレビの『タイガー&ドラゴン』もすご~く面白い! そのクドカンさまの初監督映画『真夜中の弥次さん喜多さん』。主役の二人の弥次さん(長瀬智也)はかっこよかったし、喜多さん(中村七之助)はきれいだし、期待以上に面白かった~。シュールでキュート。主役の二人の持つ背景や旅の必然性がしっかりしてるから、思いっきりぶっ飛ばせるのかも。でも決してハッピーエンドではなくて、(なにしろ二人はいろいろと悲しみを背負ってるから)、けっこう深い。
 タケちゃんマンスタイルの中村勘三郎の扮するアーサー王が「夜でもアーサー」と叫んで登場したり、ヘドウイグばりの衣装と歌の山口智充の怪演、松尾スズキや安部サダヲ、荒川良々も、全部画面からはみ出しそうに印象的で、ハイテンポで話が進む。次々にギャグが押し寄せ何度も声を出して笑ってしまった。続編も作って欲しい。

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April 17, 2005

花時間

 20代のころ、生花のお稽古に通っていたことがあるが、全然上達しなかった(でも、お免状だけは購入)。最近はスーパーの片隅に安い花が並んでいるので我流アレンジ。写真がきれいで手にとった「花時間」を買ってきて、新アレンジに見よう見まねでチャレンジ。なかなかこれが面白い。でも、花の名前、難しいな~。横文字で覚えられない…。それに、写真のようにはできない。う~ん、ちゃんとお稽古にいけたなら…。でも、お金がかかるしな~。

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April 12, 2005

みるなのくら

 神戸の桜開花宣言が3日だったとは知らなかった。今年の桜は遅かったし、花粉症であまり外には出たくないし、仕事もいまいちだしで花見にもいけていない。でも、きのうはあたたかで、冬物をちょっとまとめてクリーニング屋さんに出かけた。なにしろ、桜はわたしの分身(みたいなもの)だから、どこのお庭にどこの公園にどの道に桜が咲いてるのかわかっている。うろうろと花見がてら回り道して歩いた。そして何本もの桜のある公園についた。桜の木の下に、縁台並べて碁を打つ老人たちがいる。風もないのに、その老人たちの上にはらはらと桜の花が散る。黙考していた人が笑顔になった。ほんの一瞬の幸福が絵になっていた。桜よ、ありがとう。
 絵本「みるなのくら」(小澤俊夫作・赤羽末吉絵・福音館)は、昔話を再話したもので、若者が道に迷って一軒の家に泊めてもらい、翌日、そこの姉様に留守番を頼まれ「12の蔵があるが、さいごの蔵はけっしてみないでださい」と言われる。あねさまが出たあと、若者は蔵を順番に見ていく。「一のくらをあけると、なんとそこはおしょううがつ」で雪景色。「二のくらをあけると、せつぶんの豆まき」赤羽末吉の絵の美しさにため息がでる。
 「四のくらをあけると、はなみ」絵本の両サイドに蔵の黒い扉が描いてあって、読者も蔵を除き見ているようになっている。全体が桜色で、闇にうかぶ怪しい満開の桜に見える。そして美しい。
 タブーとされた十二のくらのまえの、若者の顔の表情。こわいほどに人間に欲望が出ている。ラストの若者の虚脱感に共感…。一生、幻を見て生きていくわけにいかないのだから、でも、ほんの一瞬の幻の幸福に酔うのもまた…。
 

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April 06, 2005

そらまめくんとめだかのこ

soramame 水曜日はなるべく仕事をしない日にしている。ゆっくり掃除したり、模様替えしたり、本を読んだり、川柳とか考えたり…。で、のんびりネットサーフィンなんかしていた午前10時。部活休みで寝ていた息子がおきてきた。「あれ? 病院じゃなかったの?」「へ?」ああ~! そうそう、読み語りボランティアだ~! というわけで、「洗濯物、干しておいて。もう、機械がやってる」と、叫び、本棚から、なかやみわ「そらまめくんとめだかのこ」(こどものとも傑作集)「だってだってのおばあさんを」「よかったねネッドくん」等トートバックに放り込んで坂道を走った! 間に合った。ふう~。普通に歩いて25分、きょうは15分で到着。(開始は10時半なのでした)
 おはなしで「にんじんさんがあかいのは」をやったり、咲きはじめた桜の話しをしたり…、あ、小澤俊夫作赤羽末吉絵「みるなのくら」(4のくらの桜の絵が絶品!)を持ってくるのを忘れた~と悔やみつつ、上野紀子「ねずみくんのちょっき」で似合う似合わへんと盛り上がり、柳原良平「どんなかお」で百面相して遊ぶ。「そらまめくんとめだかのこ」は、まめくんたちのかわいらしさと、めだかを思いやる気持ちで和む。紙芝居や「よかったねネッドくん」等を読んで無事、読み語りが終わってからは、保護者の方と絵本談義。これがまたたのしい。
 神戸では桜がやっと咲き始めた。 

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April 05, 2005

漱石俳句集

 漱石俳句集(岩波文庫)。親友子規の影響で俳句を作り、子規に手紙などで送ったという。仲間の存在が大きいのが俳句という文芸。そうか、川柳と同じなんだ。と、メモ。
   わが恋は闇夜に似たる月夜かな  (漱石)
   春の星を落として夜半のかざしかな (漱石)
   落つるなり天に向かって揚雲雀   (漱石)  
 ちょっと前のクロワッサンの特集「毎日の積み重ねで健康な身づくり」を読んでストレッチを開始…。身体がかたいから…やれやれ。

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April 03, 2005

影 

 きのう、2005年4月2日は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕200年。一番好きな短編「影」を読んだ。影が本人から離れ、一人歩きし人間化していく。影がなくて困っている男には、また新しい影ができるのだが、次第に自分自身の限界を感じ弱っていく。数年の時を経て二人の立場は逆転していく…。人間存在の根幹を揺さぶるような怖さがある。なんとも不思議なイメージを持たせてくれるのは町中にある詩の住む家。分身小説集「ダブル・ダブル」(白水社)所収で、他の作品もすごくいい!
 そういえば、椋鳩十(むくはとじゅう)は明治38年(1905年)生まれで今年生誕100年。(映画の原作の風野潮「ビートキッズ」は椋鳩十児童文学賞も受賞!)

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April 02, 2005

ビートキッズ

 新年度スタート。とはいえ新しい場で新しい企画で4月号の仕事はとうにスタートしている。それでも気分は改まる。
 「ビートキッズ」映画を見てきた。初日! 映画は原作のⅠ、Ⅱを第1部第2部と分けてある印象。がぜん、ロック好きが集まっての後半が元気良くて、気持ちいいビートだった。トヨエツ渡辺いっけいらのテンション高い演技がピタリ。でもでも、原作ファンとしては、やっぱり七生は男の子であって欲しいから、今度はアニメ化を希望!
 

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