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November 2004

November 28, 2004

みどりの船

 とってもセンチメンタルな絵本。「みどりの船」クェンティン・ブレイク作(あかね書房)
 夏休み、探検ごっこをしていた兄弟が近所の屋敷に入りこみ見つけたのは、小屋と刈り込んだ木で作られた船! トリディーガさんというやせた女の人がいい。いきなり「あそこにいるのはだれでしょう、密航者ではないかしら」というセリフで登場。庭に「みどりの船」があること以上に、こんな大人が実際にいてくれたらな~。
 夏がぎっしりつまっていた日々は過ぎさり、大人になって…。切なさにうなる。憎いくらいうらめしいくらい大好きな絵本。失ってしまったものへの憧憬が見事に描かれている。
 赤木かん子「あなたのことが大好き!の絵本50冊」(自由国民社)でも紹介されていた。
 
 

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三つのお願い

 blogに挑戦ついでに、そのままお引越し。なにしろとっても手軽!

 ルシール・クリフトン作・金原瑞人訳・はたこうしろう絵の「三つのお願い」を読んだ。
 元旦に自分の生まれた年の出来た1セント玉を拾うと3つの願いがかなうという。
 主人公のレナが元旦にコインを拾ったことから物語ははじまる。ともだちのビクターは願いがかなうことを本気にしていて、レナも(たぶん)半分信じているけれど「本気でそう思ってるの?」なんてからかってしまって…。ちょっとした行き違いからけんか別れ。最初は強がっていたレナは、だんだんさみしくなって…。
 おしゃれな絵と、三つのお願いテーマで友だちのことを思いやる物語展開がぴったとはまった、すてきな絵本。小学生はもちろん、あんがい、友だちづきあいが複雑になってきた中高生くらいの子どもにもいいかもしれない。
 さてさて、わたしの三つのお願いは、①年末ドリームジャンボで3億円あたること。(これから買う予定)②たったひとつていいからすてきな童話を書くこと(これから書く予定)③3つじゃ少ないから10個に増やしてもらうこと…。ああ、完璧な願いだ。でも、日本ではなかなか1セントは拾えないし、もう、わたしの生まれ年のコインは流通していないと思う…。
ルシール・クリフトンがとってもよかったので、他の本はないかと探したら、「女たちの同時代―北米黒人女性作家選」(朝日新聞社)があった。でも、品切れ中みたい。図書館で探してみようっと。

2000/5/8  「@Rinの部屋」開設・公開
2004/12/1 「@Rinの部屋」ココログにお引越し

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