July 17, 2022

Don't think. FEEL!

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とっても久しぶりに更新。この4月からは秋田の実家にいる時間が増えている。なので手元に自分の本がほぼない! 

仮住まいだから本は買わないようにしようと思いつつ、しょっちゅう近所の本屋に注文にでかけている。4月以降、左右社から川柳の句集が連続ででた。

暮田真名『ふりょの星』

 白馬の前で生きてられるか

 調律をしても心が痛まない

 

平岡直子『Ladies and』

 1年とはロックスターが12人

 木犀をわすれて先に行ってるね

 

なかはられいこ『くちびるにウエハース』

 非常口の緑の人と森へ行く

 東京のキョでいっせいに裏返る

 

3冊とも汲めども尽きぬ魅力があるれ出ている。すごいなあ、左右社。

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November 03, 2021

Picnic4号とWhat's

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この夏は実家暮らしで、川柳とは遠ざかっていたけれど、声をかけていただいたところに、なんとか句を出すことができた。

「Picnic4号」

編集 野間幸恵・石田展子 

榊陽子、月波与生、あみこうへい、鈴木茂雄など

(1000円)

 

「What’s」創刊号

編集発行 広瀬ちえみ

「杜人」の終刊はさみしかったけれど、ちえみさんが新しい場を作った。句はもちろん、評論もあって、杜人の自由で開けた世界がある。

佐藤みさ子、加藤久子、竹井紫乙、兵頭全郎など

(非売品)

どちらも読みたい方があればメールでお問い合わせください。

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November 02, 2021

サキ―森の少年

Saki

サキの短編集『サキ 森の少年』を読んだ。千葉茂樹の翻訳は読みやすかった。

サキは怪奇と幻想のアンソロジーで読んでいたので、ずっとゾクッとするお話しばかりと思っていたけれど、この本では心理小説みたいだった。

「スレドニ・バシュター」は10歳の男の子の話。口うるさくて支配的な叔母への憎悪。ひとりだけの秘密の儀式とか、不安を抱えている心理状態がとてもリアルに伝わってきた。

サキ、ちゃんと読みたいなと思った。

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July 04, 2021

「Picnic」3号

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575作品集「Picnic」3号が発行されました

発行はTARO冠者で、編集は野間幸恵・石田展子

1冊1000円です

 

ご希望の方はメールでお問い合わせください

 

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June 13, 2021

ねじまきの「17人の選者による17題のネット句会」

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ねじまき句会で、ネットの句会をすることになりました。

詳細は、「17人の選者による17題のネット句会」までどうぞ。

17題すべてに投句しなくてもいいそうです。

 

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March 21, 2021

おくのほそ道

Bashou 

百窓文庫のオンライン読書会『おくのほそ道』に参加。「月日は百代の過客にして~」は授業でやったことがあるし、読んだこともあって、俳句付紀行文……と思いこんでいた。が、読書会での皆さんの話を聞いていて、実際の水平移動だけでなく、数百年の時をさかのぼる旅だと、やっと理解した。
が、なんといっても、奈良・平安時代、藤原氏に西行に、漢詩のことなど、ほぼ無知なので、解説を読んでも、へ~としか言えない……。
今の暦とのずれもあるし、「みちのく」は見知らぬ奥地だからこその憧れのイメージで描かれているし、もちろん句や配置もすごいし、芭蕉はどこにもない虚構の「みちのく」を多重構造で作り上げているんだと、やっと少し見えてきたが、まだ、読みの一部分にも辿り着いていない……というに気づいた読書会だった。
虚構の「みちのく」のかけらを見つけに、平泉に行きたいなあ。移動できるのはいつになるかな、コロナ禍中。

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March 20, 2021

「Picnic」2号

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575作品集「Picnic」が発行されました。

今回、わたしも参加しました。

発行所  TARO冠者

編集   野間幸恵・石田展子

価格  1000円(税込)

ご希望の方はメールでお問い合わせください。

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February 22, 2021

夜明けの図書館

Tao

コミック『夜明けの図書館』が7巻で完結してしまった。新人司書の葵ひなこの奮闘ぶりがさわやか。非常勤が多いとか、利用者が減ると民営化になるとか、現実問題も描きつつ、図書館が人の交流の場になっていて楽しみだった。終わってしまって、さみしいな。

 

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February 11, 2021

句集『有夫恋』

 

Sinko

3月6日午後2時、神戸文学館の土曜サロンで「月の子忌 時実新子を読む」が開かれる。

というわけで、時実新子の句集『有夫恋』を再読中。34年前、この本がベストセラーだっころ、わたしは『有夫恋』と出合っていないが、いま読んでも、美しい衝撃で、多くの読者を掴んだことが分かる。

奪う愛きらきらとして海がある

男の家に赤い三輪車があった

長い塀だな長い女の一生だな

塀を曲がると蝙蝠になる

いわし雲人に逢いたし逢いたくなし

考えているコスモスは薙ぎ倒せ

欠伸して四十歳が夢のよう

何を流そうかと橋の上にいる

それも百体 人形の目をひらく

れんげ菜の花この世の旅もあとすこし

 

好きな句をあげればキリがない。34年前、わたしは神戸ではなく横浜在住だった。

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February 01, 2021

ねじまき#7、できました

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 コロナ禍でリアル句会にはなかな参加できなかったけれど、川柳誌『ねじまき#7』(発行人なかはられいこ・500円)が先月でました。ねじまきメンバー16人20句ずつです。わたしの川柳集『Ring』を特集していただいてます。

お読みいただけたらうれしいです。

神戸の1003Booksで売ってます。

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